
こんにちは。現役探偵のゴリスケです。
今日の探偵ブログは、「探偵が集合住宅の張り込みで思うこと&タワーマンションを嫌う理由」というテーマでお送りします。
探偵が集合住宅の張り込でが思うこと
集合住宅とは、いわゆるマンションやアパートのことを指します。
探偵からすると集合住宅での張り込みは、不特定多数の人間が出入りするので対象者を特定しにくい事情があります。
例えば、対象者を見過ごしたり、場合によっては対象者を間違えて追ってしまう事態にもなり得ます。
ここが、一戸建て住宅での張り込みと違う点です。
一戸建ては、その家から出てくるところが分かれば、対象者の特定は比較的容易ですからね。
もちろん、集合住宅でも、調査対象者の玄関(例えば505号室)がマンションの外部から見えるような構造であれば、このような間違いは発生しません。
ですが、今どきの集合住宅は外部から玄関ドアが視認できない構造が多く、マンションを出るまで対象者が確認できないことが多いのです。
そうすると先述のように、この人物は「対象者なのか赤の他人なのか」
という判断ができにくくなるのですね。
昨今のように、対象者がマスクをしていればなおさら面取りは困難です。
面取りが上手い探偵は重宝されます。
探偵としての経験を積むことでの上達もありますが、
多くは顔の認識能力の差。
いわゆる才能がモノを言うのです。
逆に、対象者の玄関ドアが外部の道路や駐車場などから丸見えな構造の場合、探偵は苦労することもなく、対象者を特定できるでしょう。
集合住宅のそばで張り込みをしていて「通行人や住人に警戒されてしまった」としても、どの家に張り込みをかけているのかがバレてしまうことは稀です。
また、そもそも集合住宅は不特定多数の人が出入りをするのが当たり前なので、探偵がそばで張り込みをしていても警戒されないことは多いです。
この点は一戸建て住宅とは違い、張り込み自体はしやすいと言えるでしょう。
やはり問題なのは、集合住宅内の玄関が見れない構造の場合で、
しかも集合住宅の出入り口が多いケースだと「探偵泣かせ」となります。
マンションの場合、オートロックのことが多いですから、号室の情報はあっても、マンションの外からではそれがどのベランダなのかもわからない構造もよくあります。
次に、探偵泣かせの中でも「特に探偵が嫌がるケース」を紹介します。
探偵にとってタワーマンションは最悪【その理由は?】
都心のタワーマンションなんかは、探偵にとっては最悪です。
僕も例外に漏れず大っ嫌いです。
その理由は?
それは、1時間に何百人も出入りするようなタワーマンションに住む対象者を「特定」するのは非常に困難を極めるからです。
以下にも例を挙げます。
探偵がタワーマンションでの張り込みを嫌う理由
・タワーマンションは、出入り口が多い(5か所以上も普通にある)
・タワーマンションは、建物内から車で出られると乗車人物の面取りが困難。
(地下駐車場があることが多い)
・タワーマンションはセキュリティが強固で、コンシェルジュが常駐していることが多く、張り込み等の調査に邪魔になる。
また、いたるところに防犯カメラが設置されており、
探偵の行動が制限されてしまう。
また、張り込みに限らず、尾行の過程で、対象者がタワーマンションに帰宅した場合はとにかく探偵泣かせです。
その所在(号室)を判明させるべく、一緒にタワーマンションに入ろうものなら不法侵入のリスクを負いますし、仮に不法侵入して対象者の号室を判明させたとしても、その後出られなくなる可能性があるのです。
そう、セキュリティの問題で、鍵を所持していなければ、エレベータを作動させられないということもあるのです。
そうなると探偵は、悲しくもそのタワーマンションの中(対象者の階数)に閉じ込められてしまったりするのです。
そのようなリスクは侵せません。
これが、探偵がタワーマンションを毛嫌いする理由です。
全く好きになる理由がありませんね。
【探偵よけに】やましいことがある方はご注意を
もしあなたがタワーマンションに住んでおり、何かやましいことがある場合、それは探偵に対する強いアドバンテージと言えるでしょう。
あなたが住む集合住宅の玄関ドアが「内部からしか見えない構造」の場合、それも探偵に対するアドバンテージになります。
そうでない方。
玄関ドアが集合住宅の外部から丸見えで、探偵の張り込みポイントがいくつもあるような集合住宅にお住いのあなた・・・
悪いことは言いません。
やましいことを直ちにやめるか、探偵に対するアドバンテージのある集合住宅に引っ越すことをおすすめします。
それが効果的な「探偵避け」と言えるものです。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。