探偵業界の変化と今後の展望【大手探偵事務所の倒産リスク大】

今回は真面目に「探偵業界の変化と今後の展望」について考察してみた。

悲しい現実だが、新型コロナウイルス感染症の影響により、あらゆる探偵事務所の倒産リスクが高まっている。

いきなり結論を言うと、
「今後の探偵業界は小規模かつ誠実な探偵事務所が生き残るだろう」
大手探偵事務所の部長をやってた僕が言うんだから間違いないはず。

大手の探偵事務所も倒産する時代。
悲しいがそれが現実。

特に広告費や多くの事務所、たくさんの人員をを固定費として抱えている探偵事務所はこの時期かなり厳しい。
どうにも経営が立ち行かず、破産申請する探偵事務所も増えてきた。

ゴリスケ
ああ、なんとコロナの憎き事か。

業界大手の探偵事務所が複数倒産する?

複数の大手探偵事務所が倒産する?

そんなことは10年前では全く考えられなかったが、
このコロナ禍での

  • 売上激減
  • 単価減
  • 依頼件数減
  • 電話相談件数の激減

これらを考えると......

大手探偵事務所の倒産?

ゴリスケ
もちろん悲しいですよ。
大手探偵事務所にいたので、考えるだけで涙が出てきます。

探偵をという仕事はとてもやりがいのある職業だと思っている。
依頼者に感謝される仕事。
その気持ちは今も変わらない。

でも悲しいかな、このコロナ禍による不景気では
人々は探偵にお金をかける余裕がなくなってきているのが現状。

もちろん、こんなご時世でも生活に余裕がある依頼者はいる。
家庭を支える仕事が現在も堅調で、家計がひっ迫されていない方は依頼される。
ありがたいことだ。

でも、やっぱりそんな方は稀で、探偵事務所にかかわっている場合じゃないという人のほうが多い。

探偵に依頼するっていうことは、どちらかというと「衣食住」に余裕がある方が
プラスアルファとして考えることだから。

なので、衣食住が充実していない、あるいはそれに不安がある方という方は、探偵に依頼したくてもそんな余裕はないというのは無理もないことだ。

コロナ禍が長引けばこれ以上の失業者が出てくるだろうし、複数の大手の探偵社が倒産してしまうということは、ある意味避けられない事なのだろう。

ゴリスケ
大手探偵社は広告費・人件費を含む固定費が尋常じゃないから。

探偵という職業はやりがいがある。
しかしながら、世の中の需要がこのまま減少してしまえば存続は厳しい業種といえる。
無くなることはないが、既にパイの奪い合いは熾烈だ。
悲しい現実だが、「同業他社に対する罵り合戦」はいまも尚盛んに行われている。
これがさらに探偵業界の評判を落とす原因になってることに業界は早く気づいたほうがいい。

そして、20年以上も探偵のスキルを磨いてきて僕はいま思う。

ゴリスケ
この探偵というスキルは、転職の際に全く潰しがきかない。

本当にそう思う。

だって、張り込みをしたり尾行をするスキルって経験と技術がないともちろんできないけど、探偵以外の職業でそのスキルを発揮できるかと聞かれれば、それは皆無だ。
「すごく尾行が上手な40代の男」を皆さんの会社で雇いたいと思いますか?w

再就職の面接に来たおっさんが

ゴリスケ
特技は尾行です!喰らいついたらスッポンのように放しません!

なんてアピールしてきたら問答無用で落としますよねw

ゴリスケ
長時間の張り込みで寝落ちしない忍耐力があるので、業務中に寝てしまうことはありません!

これもアピールにはならないw

ちょっと話がそれてしまったが、やはり今後の探偵業界は小規模で誠実な探偵事務所が生き残るだろう。

小規模事務所は人件費などの固定費が少ないため、コロナ禍に対応しやすい。

大手探偵事務所と違って、広告費用がかからず社員数も少ないため探偵の人件費が抑えられるからだ。

また、小規模であるがゆえに、顧客との信頼関係を築くことができ、継続的な依頼を受ける可能性が高いという面もある。

探偵の調査料金の適正価格はいくらかって聞かれると、それは調査の内容によるから回答に難しいけど、大手の探偵事務所が適正価格で受注できないのは確かだ。
大手探偵事務所の部長をやってた僕が言うのだから間違いない。
大手でも誠実な探偵社はあるけど残念ながら極めて少ない。

本当の意味で「誠実な探偵事務所」であることも、今後の生き残りにつながるだろう。

誠実な探偵事務所は依頼者から確かな信頼を得られるため、口コミによって新たな依頼を得ることができる。
一方で、不誠実な探偵事務所は依頼者からの不信感を抱かれ、業界全体のイメージを悪化させる原因となる。

だから僕は、小規模でも誠実な仕事ができる探偵事務所を応援していくと決めた。

コメントを残す

おすすめの記事