
探偵にとって月極駐車場は「張り込みの聖地」と言えるでしょう。
それはなぜか?
今回の探偵ブログは読者の皆さんにも怒られそうですし、探偵の同業者からも怒られそうですが、思い切って書きます( ´∀` )
要は、
「探偵は月極駐車場泥棒」
って話です。
探偵を見分ける一つの指標になるでしょう。
だから、この点では僕は同業者に怒られそうです( ´∀` )
でも、探偵の同業者の方には、月極駐車場を平穏かつ有効的に利用する裏技もお伝えしますので許してくださいね( ´∀` )
探偵が他人の月極駐車場で張り込みをする理由
泥棒って表現が実にエグイですが、やっていることは結果的にそれと大差ないので、泥棒と言われても致し方ありません。
探偵はなぜ泥棒をするのか? どんなふうに駐車場を盗むのか?
それには、探偵の通常業務である「張り込み」の話をしなければなりません。
探偵の張り込み方法
例えば、住宅地で対象者(浮気する夫)の自宅で張り込む場合の例です。
探偵がその住宅地の路上でで立ち張り(立って張り込みを行うこと)をしていたら周囲の人々はどう思うでしょうか?

警察に通報されることもあります。
では、路上に車を停車させて張り込みを行えばどうでしょうか?
これならば立ち張りに比べて2~3時間は通報されない可能性が高くなります。

結局通報されるまでは時間の問題でしょう。
何より、調査対象者である夫が出てきた時にその調査の車両と探偵が見られてしまう可能性が高く、そのような意味でもおススメできない張り込み方法なのです。
周囲に駐車車両がない状況ではなおさら目立ちます。
そこで、それらの問題を回避するために月極決め駐車場を利用するのです。
しかも他人の駐車場を。
怒られそうですが、探偵は月極駐車場泥棒です
実は探偵にとっては、不審に思われたり警察に通報されることは日常茶飯事です。
でも、張り込みという重要な業務を遂行する上ではそうなってしまう確率を極限まで低下させる必要があります。
そう、そこで月極駐車場を盗む必要が生じるのです!
盗むと言っても物理的に盗むわけではありません。
「他人の月極駐車場を無断で拝借する」
がもっとも適切な表現かもしれません。
一般的には、駐車場内の車両を1台1台気にする人はあまりいませんので、探偵が月極駐車場内で張り込んでいれば、それほど目立つことはなく、かつ平穏に対象者の自宅や勤務先の様子を窺うことができます。
これが探偵が月極駐車場を盗むという理由です。
怒られるかもしれませんが言いますね。探偵は張り込みをするために、人の月極駐車場を勝手に拝借することがあります。それも頻繁に。さも自分の駐車位置のように駐車して後部座席に潜んで調査対象者の自宅の様子をうかがうのです。運転席にいると目立つので後部座席でね。本当にごめんなさいm(__)m
— 探偵ゴリスケ【大喜利第二会場】 (@tantei_gorilla) May 26, 2021
他の手段で平穏に張り込みを行うことができれば、もちろんそれに越したことはないです。
でも、それができない状況が多いから、他人の月極駐車場を拝借するという行為になりがちなのです。

そんなの別に大したことじゃないじゃないか。
と思った方もいるかもしれません。
でもこの行為は、突き詰めると
という行為と何ら変わらないんですよね(~_~;)
そう考えると怖くなりますよ。
実際、その月極駐車場の持ち主が戻ってきて自分の駐車スペースに駐車しようと思ったら、そこに訳の分からない車があったとします。
しかも、その中に訳の分からない男(探偵)がいたらムカつくでしょうね。。。
そんな時は、モメ事になるケースがあります。

って言われるのなんかまだマシなほうですよ。
時には、その車で通せんぼされてこちらの車が発進できないようにしてから、詰め寄ってくる人もいますからね。
あらゆる人に敵対的・攻撃的な人っているじゃないですか。
でも、悪いのはこちら(探偵)ですからね。
謝りながら、必死で言い訳して許してもらうことになります。
探偵が他人の月極駐車場を無断利用して張り込みをするケースは多いが、当然、持ち主が戻ってくると「何わしの駐車場に止めとんのじゃ!」って感じで怒られる。ごめんなさいって言うと共に、その立地に適した言い訳で対応するけど、その言い訳の数たるや膨大な数がある。探偵は役者になれるね
— 探偵ゴリスケ【大喜利第二会場】 (@tantei_gorilla) May 28, 2021
探偵はこのような場合でもあまり怒られないでも済むようなもっともらしい言い訳をいくつも用意しています。
その状況や環境や時間帯に合った言い訳をシチュエーションごとに数十パターンは用意しておき、駐車場の持ち主が戻ってきたときに備えているのです。
本質的には、探偵だって持ち主だって激しいモメ事はごめんですから、話せばわかってくれることが多いんですよ。
張り込みは後部座席で人待ち風に
1つだけ例を挙げると、張り込み中の探偵は後部座席に潜んで張り込みをしていることが多いので、駐車場の持ち主が戻ってきた時には、運転席には誰もいない状況です。
だから、あからさまに後部席から探偵が出ていき、その持ち主にの顔に目をやり、申し訳なさそうにお辞儀をした後に運転席に素早く乗り込みます。
次にゆっくりと車を走らせますが、徐行しながらも車内で会釈をし、終始申し訳なさそうな表情をしていれば、追いかけて文句を言ってくる人はめったにいません。
ポイントは速やかに移動し、その場を立ち去ることです。
モタモタしていると本当に邪魔ですからね。
駐車場を無断拝借された側の心理
この場合相手は、
駐車場を無断拝借された側の心理
「走り去った男は、待たされていたんだな」
って勝手に解釈してくれることが多く、滅多にモメ事にはならないのです。
これが、「会話で言い訳しなくても済むパターン」の一つですね。
他にも、あえて話し込んで
「相手の心情に訴えて許してもらう」パターンや、
「車の故障に見せかける」パターン等を無数に用意しています。
それが探偵という職業について働く男の生きざまです!
↑全く褒められたものじゃないですがORZ
理想は、調査前の下調べで空車の駐車枠を把握しておくこと
さて、探偵にとって月極駐車場が「張り込みの聖地」
であるこはわかってもらえたと思います。
その聖地で、平穏に長時間の張り込みを行うためには探偵は努力を惜しまないものです。
先に例を挙げた
「その駐車場に持ち主が戻ってくる」
という状況はその平穏を脅かす最たるものです。
ですから、探偵はそのようなことが極力ないように、下準備で「禁断の裏技」を用いることがあります。
探偵が使う禁断の裏技【不動産屋に電話する】
月極駐車場を無断拝借された借主はムカつきますよね。
だったら、無断拝借しなければいいわけです。
そう、空いている駐車枠が分かればこの問題は回避できます。
自分の駐車枠でなければ、文句は言われないわけです。
ですから、探偵にとっては空き枠を事前に知ることが重要です。
でも、どんな方法で知るのか?
内偵で調査時間帯の空き枠を把握し、本番に備えることも
事前調査で調査時間帯の空き枠を把握し、調査日本番に備えるという方法は悪くはないです。
長期間の調査では、実際にこのような手法を使うこともあります。
これを探偵業界では「内偵」と呼んだりもします。
要するに、本番調査の下調べ的なものです。
でもこの方は、実行するには障壁が多いです。
だって、事前調査(内偵)を行うてことは、現地に出向かなければいけません。
それには時間と労力がかかりすぎます。

本番では通用しないケースも多いですから、
その場合、突然駐車場の持ち主が戻ってきて
バッティングしてしまいます。。。
だから仕方がないときを除いては、この方法はおススメできません。
さて、それではどうするか?
それは、その月極駐車場を管理する不動産会社に直接電話して、空きの駐車スペースを教えてもらうことです。
※月極駐車場には、管理会社名と電話番号が記載された看板があることが多いです。
いやいや、駐車場の管理者がそんな情報を探偵に教えてくれるわけがないって?

それも親切に。
もちろん、
「わたしは探偵ですが、空きスペースを教えて」
なーんて言っても誰も教えてくれるわけがないので、駐車場の借主(見込み客)を装います。
簡単に言うと、その不動産業者に電話をかけてこういうのです。

この駐車場の場合、現在の空き番号はどこですか?
あまり車の運転に慣れていないので、駐車しやすい
スペースが良いのですが...
はいこれでOK!
意外と簡単ですね( ´∀` )
不動産業者は、見込み客に対して親切丁寧に解説してくれますよ。
当たり前ですよね。商売ですから。
そうして、月極駐車場の空きスペースを把握し、探偵が浮気調査とかの張り込みにその駐車場を利用するのですね。
不動産会社の方には、この場を借りて
慎んでお詫び申し上げます( ´∀` )
まとめ
そんなわけで、探偵と月極駐車場は切っても切れない関係です。
探偵は平穏かつ有効的に張り込むために月極駐車場を無断拝借するのですね。
だからその行為は「泥棒」って言われてもある意味仕方がないことなのです。
今回は、その「泥棒」という意味と探偵の張り込み方法や裏技についてお伝えしました。
だから、、、
しているような人間がいれば、
それは探偵である可能性が極めて高いというお話でした( ´∀` )
この記事が探偵の張り込みの裏技的な解釈で役に立ったり、探偵を見分けるためのポイントとしてお役に立てたとしたら幸いです。