
こんにちは。現役探偵のゴリスケです。
今日の探偵ブログは、「有料駐車場での張り込み方法【探偵は駐車場の外で】」というテーマでお伝えします。
探偵なら誰だって知っていることではありますが、探偵ではない皆さんは案外「間違った考え」を持っているかと思うので、探偵の手法を知ることで「探偵よけ」として役に立つかもしれません。
探偵は、徒歩尾行が必要のないケースでは車を張り込む
調査対象者が有料駐車場に駐車して、店舗などに立ち回っている場合で、特に調査対象者の徒歩の行動を尾行する必要がない場合があります。
例えば、対象車両を病院の有料駐車場に駐車して、病院で受診待ちをしている場合を例にあげましょう。
その場合、探偵は病院内の様子を見る必要がないケースがほとんどです。
病院を出てから車で移動することが分かっている場合、わざわざ病院内で「探偵の姿をさらして」意味のない尾行や張り込みをすることは愚かです。
そんなとき探偵は、対象者の車に張り込みをかけます。
探偵がいう「有料駐車場での車バリ」(車の張り込み)ってやつですね。
このようなケースは、病院に限らずいくつも例があります。
・営業先の会社への立ち回り(仕事先)
・単身での買い物
要は、「車を張り込んでおけば調査の要点は押さえられる」というケースです。
問題なのは、有料駐車場における張り込み方法です。
有料駐車場での張り込み方法【探偵は駐車場の外で張り込む】
探偵は、有料駐車場の中では張り込まないものです。
意外ですか?
もちろん、駐車場の中で張り込まないのには理由があります。
それは、調査対象者が出た後の尾行に支障が出るからです。
これからの尾行が大事って時に、出だしでまかれてしまう可能性が極めて高くなるからです。
例えば、対象者が病院から駐車場に戻ってきて駐車料金を支払います。
(病院で受診すれば無料になるケースが多いですね)
→そして対象車両が有料ゲートを通過した場合、探偵の車はその後で料金を支払って、対象者の車に出遅れて動作することになります。
1⃣→対象車両がゲートで料金支払いをする。
2⃣→もし、その後ろに他の病院利用者の車が並んでしまい、支払いでモタモタしたら?
3⃣→まかれて尾行失敗は確定。
だから探偵は、有料駐車場における張り込みでは、同じ駐車場内では張り込まないのです。
実はたまにあるのですが、超警戒しているような浮気調査の対象者の夫のケースで説明しますね。
その夫は、自分と同じ有料駐車場に駐車されている他の車を凝視したり、覗き込んだりもして、探偵がいないかどうか、あるいは妙なヤツがいないかと警戒しながら探し回っている。
そんな様子に出くわすことがあるのですが、これは無駄な努力ですねw

探偵が有料駐車場の中で張り込まない理由としては、このように対象者から見られないようにするという意味合いもあります。
とくに小規模な駐車場であったりすれば、同じ駐車場内にある車は非常に目につきやすいですからね。
探偵であろうと、その後で追えなくなりますよ。
探偵の車が2台あれば、同じ駐車場内でも張り込みする?
さて、まだ疑問があると思います。
探偵の車が1台の場合は僕のこれまでの説明で納得してもらえるかと思いますが、
探偵の車が2台あれば、同じ駐車場内でも張り込みするのでは?
この問いについては、

第一に、車尾行では車2台以上で尾行するのが基本です。
そして、2台で尾行するとしても、これまでに述べた理由から探偵の車に「出だしの尾行でロス」がないように配慮するものです。
立地にもよりますが、
・その場所、探偵の車1台で全方向への尾行に対応できるか。
・対象車両が駐車場から出た後、すぐに赤信号にさしかかってしまい尾行不能にならないか。
これ以外にも調査現場では、細かい条件や交通などの制約が発生します。
様々な条件と制約をクリアするためには、やはり出だしから尾行できる状態の探偵車両が2台は欲しいものです。
探偵の車両が駐車場の外に2台あれば、調査対象者側からは見られにくい場所を選びやすいですし、出だしの尾行にも対応がしやすいです。
逆に1台だけだと、いろんなパターンで無理が生じることになります。
まとめ
今回は、
まとめ
・ 有料駐車場での張り込み方法として、探偵は駐車場の外で張り込みをする。
・ 探偵の車が2台あれば、同じ駐車場内でも張り込みするかといえば、そうではない。
ということ等についてお送りしました。
このように探偵の張り込み方法等を知ることで、「探偵よけ」として役に立つ方もいるかと思いますのでご参考になれば幸いです。
要は、有料駐車場の出口辺りにある車両が、出た後に「あなたの車を尾行」してきたとしたら......
それは探偵かもしれないということですね( ´∀` )
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ちょっと条件が異なりますが、月極駐車場で張り込みをする探偵のお話はこちらをご参考に。
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