「探偵はバレないように尾行するのが当たり前」という思い込み

「探偵はバレないように尾行するのが当たり前」という思い込み

「探偵は尾行が完璧」と思われている弊害

一般的に、探偵といえば「尾行する人」というイメージがあります。

それはその通りなのですが、多くの人々が、探偵に依頼すると「必ず尾行を完遂する」とか、ともすれば「必ず証拠を入手するだろう」という固定観念が生まれています。

しかし、実際の探偵の業務では、交通状況などの影響を受けることで100%完璧に追いきれなかったり、「途中の20分の行動が見れていない部分がある」など、正直に言えば完璧とは言えない状況があり得ます。

もっと言えば、当初から極度の警戒心を持ち合わせている調査対象者には気づかれてしま事ともあるのです。

「探偵=完璧」というイメージの弊害

このような固定観念は、調査結果に不満がある場合には深刻な問題となります。
それは、依頼者が「探偵=完璧」というイメージを持っているため、ミスがあったこと(やむを得ない事情であっても)が許せないという事態が起きるからです。

強い信頼→強い失望

感情の起伏が激しい方ほど後々の紛争を生みやすくなってしまいます。

依頼者側の問題

また、依頼者側に問題があるケースが意外に多く、例えば、浮気調査を依頼する場合、夫に対して「探偵に頼んだからね」と言ってしまうことがあるのです。

あるいは、

「あんた近々探偵に頼むからね!」

これでは、浮気している夫が探偵の尾行に気づいてしまう可能性を高めてしまいます。
当たり前の話なのですが、依頼者は「探偵なら完璧なんでしょ?」と思い込んでいるケースが多いのです。

実際の調査では、浮気している夫は尾行されることを予測して、行動を制限したり、尾行を防ぐ(まく)ために異常な行動をとることがあります。

「死ぬほど警戒している」

そのため、探偵による調査が格段に難しくなってしまうのです。

解決方法とまとめ


このような依頼者側の固定観念を払拭するためには、探偵業者側が依頼者との契約の前に積極的に正直に説明する必要があります。

ゴリスケ
探偵はスーパーマンではないという事。
そう、探偵は完璧ではないのです。

探偵が行う調査方法やリスクについて、依頼者に詳しく説明し、適切な調査方法を提案することが大切です。

契約を取りたいからと言って良いことばかり言う探偵業者が多いですが、後でしっぺ返しを食らいますし、その時に大きく信頼を損ねるでしょう。

また、依頼者側も、調査対象に対して探偵による調査が行われることを伝えないように注意する必要があります。

お互いの協調により、尾行調査の成功確率は格段に向上します。

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