【探偵あるある】15分をケチる依頼人は結局は大損する。

こんにちは。現役探偵のゴリスケです。
今日の探偵ブログは、つい先日の浮気調査であった事例ですが、

「15分をケチる依頼人は結局損をする」
というお話です。

探偵の依頼人からすると、ちょっと頭にくる探偵側の言い分かもしれませんが、
「調査時間の設定ミス」で失敗してほしくないので、あえて書かせてもらいました。

15分をケチる依頼人は結局は大損する

「15分をケチる依頼人は結局は大損する」とはどういうこと?

これは、その日の「調査の開始時間」のお話です。

例えば以下の例で説明します。

【探偵の調査事例】夫の浮気調査にて

・夫(35歳)は平日はいつも自宅を「7:45~7:50分の間」に家を出て会社に向かう。

・だだし、「1か月の内2回ほど」平日にも休みを取得しているようである。

・その休みについては、依頼人(妻)には内緒であり、
会社に行かない日があれば浮気相手の女性と会う可能性が高いと思う。

このような条件の調査があった場合、探偵は平日の朝から調査を行い、
会社に行くかどうかを判別します。

会社に行けば調査を中断し、夕方の退勤時間に合わせて調査を行う、
または別の日に仕切り直すとか臨機応変に対応するものです。

ケチな依頼人と探偵ゴリ助の会話例

以下、ゴリ助とケチな依頼人の会話例です。

ゴリ助
奥さん、旦那さんが7:45分以降にいつも外出するのであれば、調査の開始時間は7:30から行うことでいいですね?

依頼人
いいえ、7:45分までは出かけないので調査の時間を節約したいです。
7:45分ぴったりに調査を開始してください。

ゴリ助
でも、不測の事態に備えるのであれば、少し早めに開始したほうが良い場合が多いですよ。
僕の経験からお話しますが、特に怪しい日ほど
いつもの行動とは違うものになりがちですから。

いざ調査を開始した時に旦那さんがいなくなっていれば、
その日はもうやりようがなくなります。

ここは安全を見て、7:30の開始設定にしたほうが、
後々後悔はしないと思いますが?

依頼人
いいんですよ!
夫のことは私が一番よくわかっているんですから、
とにかく言われたとおりにやってちょうだい!

ゴリ助
・・・承知いたしました。

なんて具合に、「調査の開始時間をぎりぎりまで使わない」
という強い意志を持った依頼人に合うことがあります。

さて、当日の朝、7:32分に僕の電話が鳴りました。

青ざめた依頼人
ゴリスケさん、実は主人がもう出かけてしまいました!

ゴリ助
まだ出たばかりですか?
最寄りの駅方面に先回りしてみますね。

青ざめた依頼人
まだ出てから3分程度ですが、なぜか慌てていて、駅とは違う方向へ足早に消えていきました。

ゴリ助
ちょっとその方向を探してみますね。

って感じで探索するも、駅と逆方法ということであれば、
目的地もわからず、対象者は確認できませんでした。

おそらく、迎えに来た浮気相手の車に乗って
素早く走り去ってしまったのでしょう。

実はこのようなことはよくあるのです。

探偵として、少し早めに調査を開始してあげればよかったのでは?

そのようが親切だったのでは?

気持ちはわかりますが、基本的に探偵が約束の時間よりも先に
張り込みを開始することは稀です。

なぜかというと、どこの調査現場も「張り込みがしやすい立地」とは限らないからです。

ですから、探偵が親切に開始時間を早めてあげた場合、
その約束の調査の開始時間前に、周辺の住人に警戒されて、
実際の「開始時間に張り込みができない」という状況に陥るわけにはいかないのです。

しかも、このケースは、依頼人である奥さんが、

「夫は絶対に7:45分前には外出しません」と豪語していた事案でありなおさらです。

でも、結果としてはこのようになってしまうのですね。
悲しい現実です。

僕は仲間の探偵と調査対象者の勤務先へ急行しましたが、
調査対象者は会社へは出勤しなかったことがわかりました。

夫は、浮気相手とどこかへ消えてしまったのですね...

結局、この日の調査は台無しとなりました。

【まとめ】浮気する人は、怪しい日ほどイレギュラーな行動をする

さて、まとめますと、
探偵に依頼する調査において、

ゴリ助
15分とか30分をケチる依頼人は、1日の調査を台無しにする

ということです。

かなり過激な表現になってしまいましたが、
その日の調査は安全を見ていつも対象者が外出する時間の
30前には設定しておいたほうが無難です。

張り込みの立地状況によっては、探偵はサービスで
早めの調査開始などしてくれはしないのですから。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ゴリスケ

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