【探偵の調査事例】 浮気調査でGPSを取り付けた日の全尾行風景

今日は、ゴリスケの日常の調査風景をちょっと深堀してお伝えしてみようと思い、ある実際の調査事例を取り上げます。

探偵が日常業務の中で何時に起き、どのような行動をしているのかに興味がある人には楽しんでもらえるかと思います。

ただ、あまりにも調査員の生々しい過酷な様子が垣間見えるので、探偵という職業に夢を持っている人にとっては、

ゴリスケ
やっぱ探偵になるのはだるいわっ! やーめたっ!

って感じで夢をつぶしてしまうかもしれません。

でも、理想と現実のギャップについて探偵になる前に把握しておけば、いざ探偵になってから「こんなはずじゃなかった・・・」なんて思わなくて済みますし、この記事によって探偵になるのを諦めたとしても、それは無駄な就職と無駄な研修の時間をカットできたと思えば、それはそれで有意義ではないかと思うので、現実の探偵について、非常に厳しい業務の現実についてもお知らせできたらと思っています。

目次

GPSの取付で、探偵の寝る時間が夜の8時なんてザラ

正直に言うと、探偵の事例として寝る時間が夜の8時なんてザラにあります。

だって、その時間に寝ておかないと、翌日の深夜1時に起きることなんてできないでしょ?

どういうことかというと、探偵は調査ターゲットの車にGPSを仕掛けるために深夜の1時に起きて調査地に向かうことがあるからです。

だから、逆算するとこの場合、5時間の睡眠を得るためには前日の20時に寝ておかないといけないわけですね。

しかも結構な頻度でこのようなケースがあります。

調査ターゲットの家に着くのは、3時~4時の間が理想です。

どうしてかというと、調査ターゲットが寝ている時間だからです。

例えば依頼人が奥さんで、夫の車についてGPS発信機をつけるために依頼人の自宅にお邪魔するケースなのですが、もちろん依頼人はそのことに対して同意をしています。

でも、調査ターゲットである夫は、当然同意するわけもなく(笑)

その夫にバレないようGPS発信機を設置しなければいけないので、探偵はこのような深夜にターゲットの家に到着くしなければならないわけですね。

探偵って、大変でしょ?

だから、

青ざめた依頼人
前日の20時なんて時間に寝れないよ! 寝付けるわけがない。。。

なーんて人は、探偵には向いていないのでやめたほうがいいかな。。。

探偵は休むべき時に休めなければ務まりません。
その後、延々と調査が継続して睡眠が取れない状況に陥りやすいからです。

眠ってる場合じゃない調査が続くので、そんな時にウトウト寝ちゃう探偵は失格ですから。

それがあるので、細切れの時間でも寝れるときに寝ておかないと後で後悔します。

ですから探偵としては、ドラえもんに登場するのび太君のようにいつでもどこでも瞬時に眠れるということが必要条件になってくるのです。

朝飯も食わずに出かける探偵の調査事例

さて、深夜一時に起きた後、ゴリスケは飯も食わず、洗顔、歯磨き、着替え、荷物の用意だけしてすぐに車を運転します。

向かう先は、同じく首都圏の調査ターゲットの自宅へ。

ゴリスケの家からは車で2時間弱です。

うん、遠くもないし、近くもない。
大体調査地までの距離としては平均的なところです。

自宅を出たのが深夜1時10分。

なぜ朝飯を食べないのかって?

だって、深夜1時は朝ではないですから(笑)

呑気に優雅に朝食ってコンディションでもないでしょう?

しかも、後述しますが、2時間半後の深夜3時半にはちょっと仮眠をとるという計画もあるので、1時に食事してその頃にまた寝るってんじゃ、ちょっと体によろしくないですからね。

不規則な探偵だって、ちょっと内臓には気を使っておきたいじゃないですか。健康的に。

そんなわけで起きてすぐに深夜食事をすることはありません。

さて、首都圏の高速道路をまたぎ、調査ターゲットの自宅に到着したのは深夜3時です。

深夜3時にGPSを取り付ける探偵の事例

ターゲットの自宅は1戸建てで、敷地内には調査ターゲットの車が駐車されています。

真っ赤なスポーツカーがかっこいいですね。

依頼者もたまにこの車を使うということだったので、当探偵社のレンタルGPSをおススメしたのですが、車にGPS発信機を取りるける自信がなく、当探偵事務所に取り付けの依頼をした経緯があります。

ゴリスケ
まったく、そのせいでゴリスケがこんな時間に起きて調査前の下準備をすることになるなんて。。。
依頼人自身がつけてくれば、調査の開始時間の6時に到着することもできたのに(# ゚Д゚)

なーんて、内心考えていることは内緒です(笑)
仕事ですから、ご要望があればそのようにするのが当たり前ですよね。愚痴言ってすみません。

実際、依頼者が調査ターゲットが寝ている隙にその車両に忍び寄り、加えて、車両の下部の取付ポイントにGPS発信機を取り付けるということはハードルが高かったりするので、事情によっては仕方がないことなのです。

ターゲットにバレるよりはましですから。
依頼人にとっても探偵にとっても。

さて、ターゲットの自宅室内の明かりは完全に消灯しており、辺りは静まり返っています。

そりゃそうです。それを見込んでこんな時間に探偵は活動しているのですから。

早速、GPSの取り付け作業に入ります。
依頼人から敷地内に立ち入る同意書はもらっているので、構わず敷地内に進入し、手慣れた手つきで車体下部にGPSを取り付けました。

GPSの取付は10秒もあればOK

僕みたいなベテラン探偵は、このタイプの車はGPSの設置ポイントが「この辺りだ」っていうのを経験上記録していますので、設置は一瞬で終わりました。

敷地に入り、事を済まして出た時間はわずか10数秒です。

プロの探偵にかかればいつもこんなもんです。

この10秒のために深夜1時に起きているのです(笑)

さて、1つ目の目的は達成したので、あとはこの場所を離れて調査の開始時間まで車の中で仮眠しましょう。

でも、こんな閑静な住宅地で車を駐車して寝るわけには行けません。

誰が見ているかわかりませんからね。

6時に調査を開始する前に周囲の住人に目の付くような行動は探偵として避けるべきです。

だから、誰もが気にしないような離れた場所の無料駐車場を探して、しばしの休憩をとることが多いです。

この時(つい先日)は、ドラッグストアの駐車場を見つけるまでに15分程度かかってしまいました。

ターゲットの自宅からは10分ほど離れていますが距離としては合格点です。

ゴリスケ
近すぎもせず、遠すぎもせず

といったところです。

探偵の仮眠事例-真冬に車内で寝ると凍死するかも

でもこの時期の深夜3時って寒いですよ。真冬ですから。
首都圏だって、場合によっては車が凍る寒さです。

だから、車の中で寝るのだってエンジンをかけ暖房を入れていないと凍死してしまいますよ。

大げさではなく本当です。。。

だから、探偵が深夜や早朝に仮眠をする場合には、エンジンをかけていても迷惑なならないような場所を選ぶ必要があり、これも経験によって培われていくものです。

新人探偵が仮眠中に近隣住人に起こされた事例も

新人の探偵なんか、この仮眠ポイントの場所選びがヘタクソだから、

近隣住人
エンジン音がうるせーぞ!! なんでこんなとこで寝てんだ!

なーんて近隣住人に声をかけて起こされたりして警戒されてしまうことがあります。
僕も若い頃よくこの過ちを犯しました。

このように近隣住人に声をかけられてしまうと、いざ調査時間中にまた住人に警戒され目立ってしまうので、探偵としては失格の事例です。

だから面倒でも、調査地からは離れた場所で仮眠する必要があるのです。

探偵が仮眠する場所について、ここまで気を使っているとは思わなかったでしょう?(笑)

探偵とは、人知れず目立たないように努力しているものなのです。

さて、そうこうするうちに3時30分になっていますね。

調査の開始時間が6時なので、5時半までは眠れます。

隙間時間2時間といったところですね。

しばしの休憩後、非常に長い調査時間が継続されることが分かっています。

6時:ターゲットの自宅から調査を開始した事例

さて、深夜に調査ターゲットの車にGPS発信機を取り付けたので内偵としての事前準備は万端。

次は、ターゲットの自宅で6時に本調査を開始します。

調査ターゲットは34歳の夫で、この日の狙いは浮気調査です。
依頼人は奥さんですね。

その奥さんは、ターゲットの車にGPSを仕掛ける自信がないというので、深夜3時頃、ゴリスケが取り付けたわけですね。

このターゲットの自宅は、東京都内の閑静な住宅地に立地するので、近くでは張り込みを行わず、探偵はターゲットから視認されないように、A地点とB地点に分かられてターゲットの車が動くのを待ちます。

A地点はゴリスケ、B地点は探偵事務所に入社して2年のB君の車が張り込みにつきます。

 余談ですが、実は探偵業界では調査員の経験が2年なんて新米と同じです。
様々な調査種類の場数が少ないので、まだまだ覚えることが多いのです。

互いの位置はターゲットの自宅からは完全に見えない位置になっているので、安心して張り込みを行えます。

今日はターゲットの車は7時頃までに動くだろうとの情報でしたが、7時を過ぎても動きがなく、ちょっと心配になってきました。

7時38分:探偵の対象者の車を尾行した事例

その心配をよそに、A地点のほうにターゲットの車が現れたので、ゴリスケのほうがいち早くターゲットを確認しました。

真っ赤なスポーツカーがかっこいいです。

ターゲットの車を側面から視認できるような張り込みポイントを選定していたので、車内助手席に4歳くらいの男の子が乗っているのを認識しました。

新米探偵B君にその旨連絡し、まずはゴリスケがターゲットの車を尾行します。

7時46分:探偵のターゲットが、子供の保育園に立ち回った事例

さて、7時46分にターゲットの車が情報に会った保育園に入りました。

自宅から約8分の場所にある保育園で、度々ターゲットである夫が朝に送ってくれるとのことでした。

はたから見ると良い夫以外の何者でもないのでしょうね。

浮気さえしなけりゃね。。。

さて、5分後の7時51分にターゲットが1人で車に乗って出ましたので再び尾行を開始します。

しかし、気になるのが、新米探偵Bの行方です。

実はまだ、保育園まで追いついていないのです。

ターゲットの自宅近くで渋滞にはまって、大きな交差点の信号で置いてきぼりになりそれ以来合流できず、ゴリスケだけが尾行をしていた状況でしたが、保育園を出てもなお合流できないとはさすがに想定外ですね。

いくらなんでもここでは合流できるはずでした。

きっと、道でも間違えたのでしょう。。。

ゴリスケ
使えないヤツ。。。

なーんて思っちゃいましたが、気にせず置いていきましょう。
むしろ1人で尾行したほうが気が楽です。

そのうち嫌でも追いつくでしょうから(笑)

尾行の本番はここからです。保育園は予定通りですが、これからはどこへ行くのかが不明ですからね。

ところが意外なことが起こりました。

8時2分:ターゲットがなぜか自宅に帰宅した事例

なんとターゲットの車は来た道をそのまま戻って、自宅に帰ってしまったのです。

なんじゃこりゃ、自宅には依頼人である妻もいるはずです。

ゴリスケはなんだか不安になりつつも、自宅での張り込みを行います。

しかし、今回は新米探偵Bがまだ合流していないので、ターゲットの自宅からやや近めの場所で、ターゲットの車が動けばわかるような張り込み場所を選定しました。

8時5分になっても、新米探偵Bの車は戻ってきません。

Bの野郎、後でシバいたろか。。。

帰宅方向に戻るターゲットの車に、そのルート上で遅れていた探偵がなぜ間に合わないのか疑問である。

ああ、また道を間違えたのか(笑)

8時6分に新米探偵Bの車がようやくターゲットの自宅に到着した時、ちょうどターゲットの車が自宅から発進しました。

B君の車が自宅前を通過した瞬間にターゲットの車が出たので、B君の車の後ろをターゲットの車が追いかける形に走行しています。

ゴリスケ
なんとも間の悪い奴。。。マヌケともいえる。

慌てたB君からゴリスケに連絡が入る。

新米探偵

ゴリスケさん、ターゲットの車が僕の後ろについちゃったんですが、大丈夫でしょうか?

なんか動きが変ですけど、警戒しているんじゃないでしょうか?

ゴリスケ
大丈夫だから慌てんな。間が悪かっただけだから。

その先で適当に曲がっちゃいな。

新米探偵Bは住宅街から抜けたあたりの路地を左に曲がりました。

すると、ターゲットの車もその路地を左折したのです。

新米探偵B、後続にターゲットの車両、さらにゴリスケの車が尾行するというシュールな構図が3分ほど続いています(笑)

新米探偵
本当に大丈夫でしょうか? ちょっと怖いんですが!?

ゴリスケ
普通の抜け道だから大丈夫だよ。

でも頼むから、通りそうなルートを外して曲がってくれるか?

ルート的に来なそうな道ってわかるだろ?

そう苦言を呈したところ、B君の車はとある月極駐車場に入った。

ゴリスケは一瞬青ざめたが、幸いにもターゲットの車は進行し続けたのでほっとした。。。

探偵の対象車両に不可解な行動がある事例-そんな時の禁止事項

どういう訳か、保育園から自宅に戻ったターゲットの不可解な行動がある時であって、しかも図らずもターゲットの車が探偵車両の後ろを走っている状況の中で、新米探偵B君は恐れをなし、こともあろうに月極駐車場に逃げるというアクションをとってしまいました。

この行為は実は禁止事項です。

 月極駐車場の出入り口は1か所なので、もし調査ターゲットが警戒している場合、袋のネズミとなってしまいます。

ですから、新米探偵Bのこの行動は探偵失格!

後でこっぴどく注意しました。

またゴリスケが一台ででターゲットの車を尾行する状態が続きます。

そりゃそうです。

一旦月極駐車場に入ることでいなくなった新米探偵Bの車が、またいつの間にか戻ってきてターゲットの車を尾行するということはリスクが高すぎますから。

ですから、ほとぼりが冷めるまで、ゴリスケの車だけで追い切るしか仕方がないのです。

本当に迷惑な子ですね。新米探偵B。。。(笑)

でも新米探偵Bがターゲットの車の前を走っていた4分間は本当に永遠と思えるくらい長かったです。

実際、後ろにつかれていた新米探偵の心境はゴリスケよりももっと怖かったのではなかったでしょうか。

そんなことを考えながら尾行していたところ、ゴリスケの携帯電話が鳴りました。

依頼者からの電話です

8時10分:依頼人から探偵に着信が入った事例【ドキッとする】

調査を気づかれたのか?

そんな一抹の不安がよぎりました。
その時の内容は以下のようなものでした。

依頼人
ゴリスケさん! いま主人を追えてますか!?

ゴリスケ
ええ、追えてますよ。今も追尾中です。

笑顔の女性

よかった。なんか書類を忘れたから一旦戻ったんですって。

引き続きよろしくお願いします!

ゴリスケ
その情報! もうちょっと早くほしかった!

って思いましたが、そんなこと言ってもしょうがないので、

「承知しました。お任せください」

と言って、電話を切りました。

【事例】ターゲットの不可解な行動理由は後からわかる

不可解なターゲットの行動理由は、単に忘れ物を取りに来ただけだったのですね。

ここでようやく安心できました。
ターゲットは警戒していないようです。

ゴリスケ
探偵としてはよくあることなんですが、ターゲットの不可解な行動を見ると、警戒しているのではないかとか、気づかれたのではないかということが頭をよぎることが結構な頻度であります。

ですが、その不可解な理由が後からわかることがあり、そこまで追い切る胆力と尾行技術が必要になってくるのです。

すぐにビビって、腰が引ける探偵は実際の調査では使い物になりません。

この新米探偵B君は残念ながら、そのタイプです。

でも、経験の浅い新米の探偵が成長できないのは、教えるほうに問題があると考えなければなりません。

なので、管理職として自分を戒めながら教育をしていかなければならないと思っています。

基本ゴリラですが、いい心がけでしょ?(笑)

8時30分:探偵の対象者が首都高速を走行する事例

さて、調査対象者の車は首都高速道路に入り、やがて千葉方面へ走行していきます。

この対象者、30代の夫は真っ赤なスポーツカーで首都高速を走行しています。

結構イケメンなので女にモテそうですし、車もそんな感じ。

慣れた動作で車線変更と首都高の分岐を繰り返しており、走りなれた道であることがわかります。

このように空いている首都高速は比較的尾行がしやすいですが、渋滞しているときは実は非常に厳しいものがあります。

渋滞の首都高速は探偵泣かせ:非常に尾行しづらい事例

渋滞時の首都高速がなぜ尾行しづらいのかというと、ターゲットの車の後ろにずっと張り付いていなければ、探偵はまかれやすいという懸念があるからです。

別の車線を調査車両が走行している場合、渋滞時の車の進み具合によってはターゲットの車を調査車両が追い越してしまうことになり、その場合、分岐点で行き先が予想できないケースでは、調査員がヤマ勘をかけるしかなく、間違ったほうに調査車両が流れてしまうことがあるのです。

そうなるとまた合流するまでは超大変。

ですから、同じ車線で後方につくように尾行をするわけですが、ずっと真後ろに張り付いているのも目立ちますし、かといって間に一般車両が入りすぎると、首都高の分岐点や合流地点が近づくたびにどんどん一般車両が入りすぎてしまい、ターゲットの車との距離が離されてることでまかれてしなうリスクも高まるのです。

ですから渋滞の首都高速は探偵泣かせなのですね。

調査員の車両尾行経験は何よりも重要です。

ゴリスケ
①この先の分岐や合流ポイントはかなり混みやすいから、その前に距離を詰めておこう。

②この場所ならばあえて真後ろについておくくらいがちょうどいい。

とかの判断が可能になりますから。

9時40分:千葉県内のインターで高速道路を出た事例

さて、ターゲットの車は千葉県内のインターで降りた後、とある駅に向かって走行しているようです。

この辺りでは、大きな駅です。

不倫相手の女性と駅前で待ち合わせをするケースが多いので、ターゲットの車とは距離をとりすぎないように細心の注意を払いながら尾行を継続します。

9時59分:探偵の対象者が花屋に立ち寄った事例

さて、そろそろ駅かというところの手前にある花屋の駐車場に入りました。

ターゲットは降車すると店内に入っていきます。

ゴリスケはその2分後に店内の様子を確認しましたが、既にターゲットが事前に注文していた花束が用意されており、会計カウンターで店員の女性と会話をしています。

花屋さん
お会計はちょうど2万円になります

ゴリスケは、会計とその立派な花の様子を撮影した後、ターゲットの車の追尾体制に切り替えました。

2万円の花束って結構なものですよ。
この店はかなり良心的で、見た目3万円でもおかしくないほどの花の盛り付けでした。

なかなかいい店ですね。
ゴリスケの探偵雑記帳にメモしておきます。

探偵雑記帳とは

 探偵雑記帳とは、ゴリスケが探偵業務を行うにあたり得た情報の中で、広く一般においても役立ちそうな情報をメモすることで、あらゆる有益情報の蓄積と見識の共有を図る目的として備えられたものである。

※↑大げさな表現ですみません。平たく言うと有益情報の雑記帳です( ´∀` )

これらの情報は、プライベートで役に立ちます。

でも、どこかの女性に花束をプレゼントすることなどそんな頻繁にあるわけではないですが。。。(笑)

10時6分:ターゲットが2万円の花束をトランクに収納

さて、ターゲットが店を出て、大切そうにその花束をトランクに収納しています。

どう見ても、依頼人である奥さんへのプレゼントではないと思います(笑)

いかにも丁寧に大事そうにトランクに収納する所作がいいですね。
おそらくこの後は低速走行することでしょう。

今までは結構スピードを出すタイプだったのですが、そんな走行をしてしまうと、せっかくの花が傷んでしまう可能性がありますからね。

長年探偵をやっていると、そんな行動パターンまでが瞬時に予測できるようになります。

ほどなくターゲットの赤いスポーツカーが発進しましたが、ターゲットは全く警戒していないようですね。

新米探偵と2台での尾行を継続しますが、予想通りゆっくりと走行しています。

10時11分:調査対象者の車が千葉県内の駅前ロータリーに停車した事例

さて、千葉県内のとある駅前ロータリーに停車しましたね。
予想どおり、この駅前で不倫相手の女性と会いそうな雰囲気です。

新米探偵Bと共に、ターゲットの車が見える位置での張り込みを行い、相手の女性が来るのを待ち構えます。

不倫相手が車に乗り込む時の写真が撮れる位置で張り込むこと

この時の注意事項としては、駅方面からターゲットの車のほうに歩いてくる女性に注意することです。

さらに、その女性が助手席に乗る可能性が高いので、

 その助手席等に乗る場面で女性の顔写真を撮影できるポイントで張り込むことが望まれます。

場合によっては、車からはその乗りこむ角度をとらえられないケースもあるので、1人の調査員が立って張り込むことで確実に写真撮影を狙います。

ここで女性の写真を押さえておかなければ、最悪のケースでは女性との接触の写真が後で取れないこともあるので注意が必要です。

どういうことかというと、例えば、ここで女性を乗せてラブホテルに直行されてしまうケースでは、ラブホテル内の映像が撮影できないこともありますので。

最近は、ラブホテル内の駐車場にカーテンが設置されているケースも多く、ターゲットの乗り降りの様子が撮影できないケースがあります。

ということで、この時、新米Bが車の中で張り込み、助手席に乗り込むポイントが取れるように写真撮影を狙うことにしました。

11時:なぜかターゲットの車は停車したままである

ロータリーに停車してからもう50分が経過しましたが、ターゲットは一向に動きません。

既に何本も電車が発着しているのにもかかわらず、女性が現れる気配がないのです。

ターゲットはと言えば、車内でスマホをいじっているのですが、どうもゲームをしている様子ですね。

なんでしょう??
待ちぼうけをくらわされているのでしょうか?

12時10分:依然相手女性は現れず、ターゲットはスマホゲームに夢中

ちょっと、いい加減に勘弁してください。。。

このロータリーに停車してから2時間が経過しましたが、ターゲットには一向に変化が見られません!

調査を開始してからすでに6時間が経過しているので、ゴリスケの腹はかなり減っているわ、トイレも我慢しているのでつらいはと踏んだり蹴ったりの状態が続いています。

でも、いつ女性が来るのかわからないので、この場所を離れるわけにはいきません。。。

それだけここでの撮影ポイントは重要です!

ゴリスケ
でも、うんちを漏らしても問題なので、新米探偵Bに任せてそろそろ、トイレに行こうかな

と考えていた頃でした。

駅の出口方向から現れた1人の女性が、一直線にターゲットの車を目指して歩行していきます。

車内のターゲットも、すでもスマホゲームを終了し、その女性の方向を見ている様子です。

ゴリスケ
でも、まさかな。。。この女じゃないだろ?

頼むから違ってくれよ。。。。

なんでゴリスケがそんなことを祈っていたのかというと、

 この女が非常に不細工だったからです。

女性に対して、本当に失礼な表現になってしまうのですが、本当に不細工だったのです。

しかもこのご時世に、なぜかマスクを着用していないので非常に目立つ存在感なのですよ!!

12時15分:不細工な女性が助手席に乗り込んだ調査事例

ゴリスケ
だめだ。。。乗っちゃった。これが不倫相手だ。
残念だ。

新米探偵Bも驚いている様子。

新米探偵

ゴリスケさん! すごいブスでしたが、今助手席に乗りましたよね!?

通行人が陰になって、写真は撮れませんでした。すみません!

使えないヤツ。。。

ゴリスケ
いいよ。こっちで乗るとこ押さえたから。
マスクもしてなかったから顔写真もOKたしかにブスだけど、気にすんな。
よくあることだから。

探偵の七不思議;容姿端麗な夫婦は不細工と不倫するという事例

そう、探偵の七不思議というか、容姿端麗で洗練された調査ターゲットの不倫相手が、なぜか不細工であるということはままあることで、このケースもそれに当てはまりました。

依頼人の奥さんは30代半ばで、控えめに言っても洗練された美女と言っていい容貌でした。

また、この調査ターゲットの夫もそれにふさわしいイケメンという感じだったのですが、不倫相手が非常に不細工なのが気になります。

よくあるのが、金が絡むケースです。
この場合、不倫相手の女性がイケメンの調査ターゲットにお金を貢いでしまうというケースですね。

でも、この女性と会う前に男が自腹で2万円の花束を買っていたし、いったいどういった関係なのでしょうか。。。

まあ、これが不倫相手ではないような気もするし、気にせず調査に集中していきましょう。

さて、ターゲットの車がブスを乗せたまま、ロータリーを出ました。

ターゲット達はこれからどんな行動をするのか。

腹が減って、しかも、うんちが漏れそうなゴリスケは、そんな風に思いながら尾行を継続するのでした。

1万文字を超えてしまったので、次回【中編】に続きます。

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