
こんにちは。現役探偵のゴリスケです。
今日の探偵ブログは、非常に残念なお知らせで恐縮ですが、
「探偵が盗聴器を発見できる可能性は1%以下」
ということについてお伝えします。
僕は尾行調査がメインの探偵なので、
「盗聴器発見調査のスペシャリスト」ではないのですが、
今回は僕の同僚がメインのお話となります。
盗聴器発見調査のスペシャリストとして15年以上の経験を持つ山口君(仮名)は、
月に10日ほど盗聴器発見業務を担当していますが、
彼の探偵としての長年の経験上言えることがあります。

いやいや、探偵としてそんなことを言っちゃっていいのでしょうか?...
もちろん、探偵は依頼があれば現地に赴き、
最新の盗聴発見機材を駆使して丁寧に調査を行います。
でも、残念ながら盗聴器は発見できないのです。
それはなぜか?
探偵でも盗聴器が発見できない理由
探偵でも盗聴器が発見できない理由。
それは単純で、盗聴器なんて設置されてないのだから...
実は、最新の盗聴発見機材にかかれば、依頼者の家に盗聴器が仕掛けてあるかどうかなんで、すぐわかるものです。
それこそ、「瞬時に」と言ってもよいくらいにわかります。
言い方を変えれば、それほどに現代の盗聴器発見機材は優れているのです。
もちろん、探偵が瞬時に「ない」と判断した場合でも、
あらゆるマイナーな可能性を考え、探偵は調査を継続します。
盗聴器がないと判断できるような状況であっても、
その後1時間前後は盗聴器発見の調査を継続するのです。
極めて稀なケースの盗聴器(マイナー機器)が設置されている可能性や、
「盗撮機の類」の品が設置されてる可能性も視野に入れて入念に探索するのです。
でも、はっきり言いましょう。
一般的な家庭の広さであれば、1時間もあれば盗聴器や盗撮器の有無は判断できます。


【問題】依頼人は、[盗聴器があると決めつけている方が多い
山口探偵によると、

問題なのは、依頼人は「盗聴器がある」と決めつけている」
ということです。
盗聴器があると思っているから、高い金(5万円~10万円程度が相場です)を払って依頼しているのに、
「盗聴器はありませんでした」
って報告されて逆上し、

ってな感じで、お怒りになる方が多いのですよΣ(・ω・ノ)ノ
非常に言いにくいのですが、盗聴器発見調査をご依頼される方は、
女性の比率が特に高く(当社では68パーセント以上が女性)、
精神的に困憊されている方も多いので自分の思い込みが強力で、
「盗聴器が設置されていない」
という結果が許しがたいと感じる方が多いのです。
ですから、正直に言うと当社の場合は、
盗聴器発見調査は積極的にお受けしておりません。
受件数に対してのトラブル率が高すぎるのです...
盗聴器発見調査をお受けできないケース
よって、当社の場合は、盗聴器発見調査をお断りするケースが多いです。
例として、以下の場合は、当探偵事務所ではお断りさせてもらっています。
【盗聴器発見調査をお断りする例】
☑提示した金額に強い難色を示す方。
☑冷静に会話ができないほどに困憊されている方。
☑調査結果に納得できなそうな方。
※相談時の説明で、盗聴器発見調査の発見率は1%以下であることを説明しますが、絶対に盗聴器はあると決めつけている。
だから、調査をお断りする件数が多く、
結果的に月間に10数件しか盗聴器発見調査を行わないのですね。
お受けするケースでは、依頼人は比較的冷静な方ばかりです。
でも、依頼の電話相談時には、
「いたって冷静に見えた」盗聴器発見の依頼人が、
実際の調査日に仕掛けた罠に「山口探偵」が激怒してしまった
話があるので、それは次回にお知らせしたいと思います。
普段は冷静沈着な山口探偵でも怒ることがあるのです。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。